バイブ痛いときの対処法6選|コツは骨盤底筋をほぐし膣道の圧迫を防ぐこと

バイブ痛いときの対処法6選|コツは骨盤底筋をほぐし膣道の圧迫を防ぐこと

投稿者:azusa

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せっかく期待してバイブを買ったのに、「痛いだけで全然気持ち良くない」と残念な思いをした経験はないでしょうか。「痛いと思う私がおかしいのかな」と不安になる場合もあるでしょう。

そんなとき、もう2度と使わない・捨てるなんてもったいない選択肢をとっていませんか?

今回はそんな方のために、バイブを使って痛いと感じたときの6つの対処法と、痛くないバイブの選び方4つをご紹介していきたいと思います。

購入したバイブが痛い時の対処法を知って、気持ちよくなろう!

世の中には数えきれないほどたくさんのバイブが売られています。購入する際には、長さ・太さ・機能・口コミ・お値段など、さまざまな条件から吟味して買ったはずです。

そんな数ある中から選んだバイブが「痛いだけで失敗だった」なんて、心の底からガッカリしてしまいますよね。

本来であれば、バイブはあっという間にイケちゃう・もう手放せない、そんな癖になる気持ち良さを与えてくれるアイテムです。痛いからもう使わない・捨てるではなく、痛くない使い方を探してみませんか?

これからご紹介する6つの対処策は、その場で緊急的に使えるものもあれば、効果が永続的に持続するものもあります。

ほんの少しの工夫で気持ち良くなれるのであれば、試してみなきゃ損ですよね!ぜひ対処法を駆使して、気持ちいいバイブプレイを楽しんでみましょう。

購入したバイブが痛い時の対処法6選

それでは早速、購入したバイブが痛い時の対処法を6つご紹介していきましょう。

いずれか1つ試すだけで解決する人もいれば、「2つ3つ試して平気になった」となる人もいるかもしれません。

全部試せとは言いませんが、自分の原因がどれに当てはまるか見てみてくださいね。

6つの中には、「痛いと思ったときに使える対処法3つ(①~③)」と、「痛くならないためにしておける対処法3つ(④~⑥)」があります。

それぞれタイミングに合わせて使い分けてみましょう。

①ローションではなく潤滑ゼリーを使い滑りをよくする

バイブと膣壁の摩擦が強く、「すんなり挿入できていない・ミチミチと押し広げる感覚があって痛い」と感じる方のための対処法です。

バイブや膣内に潤滑ゼリーを塗り、滑りを良くして摩擦力を減らしてみましょう。

ヌルヌルするものといえばローションが思い浮かぶ人もいるかもしれませんが、ローションは肌質によっては荒れる方もいます。

またバイブにコンドームを被せ使っている場合は、相性が悪くコンドームが破れる可能性もあるのです。

それよりも愛液に近い粘度を持つ潤滑ゼリーを使いましょう。

おすすめは産婦人科でも推奨されている「リューブゼリー」です。


リューブゼリーは一般社団法人日本家族計画協会医学委員会が開発した商品で、日本初の水溶性潤滑ゼリーとしても知られています。

膣内のph値に合わせて作られた安全性の高い潤滑ゼリーです。挿入感に痛みを感じる場合はぜひお試しください。

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②先端だけ挿入し先に膣口をほぐす

「入り口で引っかかって痛い・奥まで挿入せずとも先っぽだけで痛い」そんな膣口の緊張感からくる痛みに困られている方におすすめの対処法です。先に膣口をほぐしてしまいましょう。

膣内1~2㎝の辺りは、どれだけ力を入れてもほとんど締まり具合は変わりません。しかし2~3㎝ほど挿入するといきなり周囲からの肉感を感じ、締まりも急激に良くなります。このグッと締まりが良くなる部分が膣口です。

バイブの亀頭部分のみ挿入してください。このとき亀頭の1番太い場所は、膣内1~2㎝の辺りの緩いところにあるため痛みはないはずです。そのまま亀頭の先端を支点にして、バイブの持ち手を大きくグリグリ動かしてみましょう。

先に膣口の筋肉をほぐしバイブの異物感に慣れてしまえば、おのずと膣内の筋肉も弛緩し、痛みなく挿入できるようになりますよ。

③横向きに寝転がり膣道の圧迫を防ぐ

「奥までは挿入できるけど動かすと痛い・圧迫感が強くて痛い」と、挿入はできたものの動かせない方のための対処法です。バイブを使用する際の体勢を変え、膣道の圧迫感を緩めましょう。

バイブを使うとき、多くの人が仰向けになって使用していると思います。しかし仰向けでは下にある尻肉や尾骨と、上にある膀胱や腹肉に挟まれた膣道が圧迫され、やや横に広がる楕円形になってしまうのです。

楕円形のところに丸形のバイブを挿入しようとすれば、強い圧迫感から痛みを感じて当然でしょう。また仰向けでは手が届きにくく、どうしても腹筋を使ってしまうため尚更です。

そこで仰向けではなく横向きで寝転がりましょう。こうすると内臓による圧迫感がなくなるため、膣道の形は変形しません。

上側にくる足だけ膝を立て、身体をやや丸めて挿入すれば、腹筋による邪魔もなくスムーズに挿入できますよ。

また膀胱からの圧迫感をなくすため、バイブプレイをする前に1度トイレに行っておくとより効果的です。

④42・3度のお湯に10分浸しあたためておく

ここからはバイブを挿入する前にできる対処法です。

バイブはどうしても冷たく、無機質な異物感が拭えません。この「異物に対する拒否感」で身体がこわばり、バイブの侵入を拒んでしまう人もいます。どれだけ深呼吸しても、意外と膣内は緩んでいないんですよ。

そこで挿入前に、バイブを人肌のあたたかさにしておきましょう。手で触るとやや熱いくらいの、42・3度のお湯に10分浸けておきます。

浸けるのは挿入可能部分だけでOKです。このとき持ち手部分にお湯が入らないよう注意してくださいね。

自分と同じくらいの温度になったバイブであれば、身体は異物だと認識しにくく、緊張による硬直も和らぐでしょう。

これはバイブを痛いと感じた経験のない人にもおすすめです。いつもより感度が良くなるはずですよ。

⑤骨盤底筋の凝りをほぐすため、普段から仙骨を立てるイメージで座る

「締まりが良い」は褒め言葉ですが、その狭さゆえにバイブを受け入れにくい人もいるでしょう。

でももしかしたらそれ、締まりが良いのではなく骨盤底筋が凝り固まってるだけかもしれません。

骨盤底筋とは骨盤の1番下にある筋肉で、内臓を下から支えているのはもちろん、膣や肛門の締まりにも大きな影響を及ぼす筋肉です。

普段椅子や床に座るとき、背中や腰を丸めてはいないでしょうか。そうすると筋肉が収縮したままになり、その形で固まってしまいます。

座る際は仙骨(蒙古斑ができる位置にある骨)を垂直に立てるようイメージし、真っすぐ腰を伸ばして座ってください。こうすると凝りにくくなり、凝固した筋肉をほぐせます。

ただし腰を反らすのはNGですよ。後頭部からお尻までが真っすぐになるよう座ってくださいね。

⑥膣を締める・緩める運動を繰り返し、膣内の伸縮性を高める

いわゆる膣トレです。膣トレと聞くと「締まりを良くするトレーニング」だと勘違いしている人もいますが、正しくは膣内の伸縮性を高めるためのトレーニングになります。

膣トレにはさまざまな方法がありますが、おすすめなのはいつでもどこでもできるこちらのトレーニングです。

1:膣内をキュッと締めそのまま5秒キープする
2:力を抜き3秒たったらまた締める
3:1回につき10セット、1日に最低でも3回はする

ポイントは膣内だけを締めることです。立ったまま手をお尻に伸ばし、ワレメに中指を添えてしてみてください。

このときお尻の肉がググっと大きく動いたのであれば、それは膣内ではなく肛門も締めてしまっています。効果がないとは言いませんが、半減してしまうでしょう。

会陰部(膣と肛門の間)だけがククッと体内に持ち上げる程度が正解です。「ギュ~ッと締めるのではなくキュッと締めるだけ」これをイメージすると、肛門ではなく膣内だけを締められますよ。

学校や職場、どこでもできるトレーニングです。思い出すたびしてみましょう。膣内の伸縮性が高まれば、バイブによる痛みを大きく軽減できます。

女性が痛くないバイブの選び方4つ

「買ってしまったバイブが痛いときの対処法」も大事ですが、「痛くないバイブを買うための知識」はもっと大事です。

よく自分に合ったサイズを選ぼうなど言われますが、自分の膣のサイズを把握してる女性なんてまずいません。

1度買ってみて、痛ければもっと小さいの・細いの、と比較しかできないでしょう。

それでは1度は失敗するハメになるため、時間もお金ももったいないことになってしまいます。

そんな面倒な思いをしなくても、痛くないバイブを選ぶポイントがあるんです!

ここからはそんな痛くないバイブを買うために、基準となる4つのポイントをご紹介していきましょう。

①太さは3cm以下がおすすめ

「太い方が気持ちいいはず」そう思う女性も少なくありません。中には「彼氏のじゃ物足りないからちょっと太いものを…」なんて方もいるようですが、それはサイズじゃなくて腰使いの問題です。

物足りない原因はペニスサイズではありません。

基準として欲しい数値が「太さ3㎝」。これが膣内に負担なく挿入できるサイズになります。

例えばタンポンを使用した経験がある方はいますか?タンポンは通常時1.5㎝しかありませんが、しっかりとした挿入感がありますよね?あれが2本分ともなれば、充分すぎるほどの挿入感があるとおわかりいただけるでしょう。

また男性オナホの有名メーカー、TENGA社が発表した日本人平均サイズを見ても3㎝が妥当な数値だとわかります。

日本人のペニス平均サイズはこれだ!
ペニスの長さ:13.56㎝
亀頭の直径:3.53㎝
竿の直径:3.19㎝
引用:TENGA

竿の直径が3.19㎝、これが平均なんです。もちろんこれを受け入れる女性の膣も、平均サイズは3㎝前後になります。

自分の気持ちいいポイントをきちんと刺激できれば、3㎝以下のサイズでも事足ります。これ以上太いサイズは選ばないようにしましょう。

②挿入可能部分は13㎝以下がおすすめ

バイブを買う際は、全長ではなく挿入可能部分の長さを重視しましょう。

おすすめは13㎝以下のものです。中指を根本まで挿入してみてください。爪先にゴリッとした突起があたりませんか?それが子宮口=行き止まりポイントです。

それもそのはず、女性の膣は7㎝あれば奥まで届くと言われています。この7㎝が、ちょうど中指くらいなんです。

膣は左右ではなく上下にも伸縮するため、18~20㎝でも受け入れはできますが、長ければ長いほど痛みを伴います。

特にポルチオの開発ができていない女性は、より強い痛みを感じるでしょう。

ネットで買う場合は、挿入可能部分の長さも記載されていると思います。お店で買う際は、自分の小指の先から手首までを目安にしてみましょう。

個人差は多少ありますが、大体13㎝前後なはずです。感じてくれば子宮は自然と下りてくるため、日本人平均サイズ以下の13㎝でも充分奥で感じられますよ。

③素材はゲルトーマやエラストマーが柔らかいのでおすすめ

バイブは素材が詳しく記載されていない商品も多くあります。しかしもし記載されているのであれば、エラストマー、もしくはゲルトーマが使われているものを選んでください。

どちらもプニプニとした触感が特徴で、挿入の際に膣内の形に馴染むのが特徴です。

膣の形を変形させ、こじ開けるように挿入する硬いバイブは、それだけで痛い思いをしかねません。できるだけ柔らかいタイプを選びましょう。

素材がわからない場合は、「プニプニ・ペニスにそっくり・肉感」などの柔らかさに対する謳い文句があれば、硬さ面は大丈夫だと思います。

ただ「FDA認証のシリコン」と記載されている場合はやや注意が必要です。

irohaシリーズのようにフニフニしているものもあれば、シリコンそのものの硬さで作られているものもあり、一概に判断しにくく賭けになります。

また機能面ばかりで、柔らかさに触れられていないバイブも要注意ですよ。

④蛇腹付きやパール入りよりもストレートタイプがおすすめ

特殊形状なバイブはやめておきましょう。例えばバイブの中でも大人気のキャスパーシリーズは、Gスポット刺激に特化した形をしており、挿入時に痛みを感じる女性も少なくありません。

他にもピストン式で蛇腹がついているタイプ、大粒のパーツが何段にも入っているタイプなども痛みを感じやすくなります。

ツルンとした突起も何もないバイブであれば、膣壁に余計な負担をかけないので痛い思いをしにくくなります。

上級者には物足りないタイプですが、バイブ初心者の方や痛い思いをしたくない方にはうってつけです。

またクリバイブがついていないものもおすすめですよ。

クリバイブがついていると、どうしても全長が長くなり操作しにくくなりますし、自分でピストンさせたときにクリトリスを傷める可能性があります。

まずはシンプルなバイブから試してみましょう。

痛いときの対処法を駆使して、気持ちいいバイブプレイを堪能しよう!

最後に今回ご紹介した痛いときの6つの対処法と、購入の際に気をつけるべき4つのポイントをまとめてみましょう。

【購入したバイブが痛い時の対処法6選】
①ローションではなく潤滑ゼリーを使い滑りをよくする
②先端だけ挿入し先に膣口をほぐす
③横向きに寝転がり膣道の圧迫を防ぐ
④42・3度のお湯に10分浸しあたためておく
⑤骨盤底筋の凝りをほぐすため、普段から仙骨を立てるイメージで座る
⑥膣を締める・緩める運動を繰り返し、膣内の伸縮性を高める

【女性が痛くないバイブの選び方4つ】
①太さは3cm以下がおすすめ
②挿入可能部分は13㎝以下がおすすめ
③素材はエラストマーが柔らかいのでおすすめ
④蛇腹付きやパール入りよりもストレートタイプがおすすめ

バイブで痛いと感じる原因は、バイブそのものにある場合もあれば、受け入れる側の膣内に問題がある場合もあります。

その原因は人それぞれですが、どちらにせよ痛みを改善できる対処法は必ずあるのです。

今回の情報を参考にして、ぜひ痛みなどない気持ちいいだけのバイブプレイを楽しみましょう。


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